蒼き愛しの君
(7)
その日も朝から戦争だった
戦闘・・・に出たわけではない
勿論争いの原因は・・・
「はぁ・・・」
ナナの入れてくれたミルクティーを飲んでため息をついた蒼き英雄
エックスである
「どうして、ああも喧嘩ばかりするんだ・・・」
「喧嘩はいけません・・・」
テーブルの向こうでシナモンとマリノもため息をつく
そもそも喧嘩の原因はスパイダーがエックスの部屋に忍び込んだことだ
それもよりにもよってハイパーモードであるトリックスターを使って
もっとも、可愛い寝顔でも見に行こうという
ちょっとした出来心から来たものだったのだが
結局スカイルームから戻ってくる際にタイムアウトし
転送装置からでてきたところをダイナモ・ゼロ・アクセルに見つかってしまったのだった
次の瞬間にはDブレードが頬を掠め
Zセイバーを突きつけられ
容赦なくバレットの光弾を浴びせられたスパイダー・・・
かといって命をみすみす投げ出すようなわけもなく、カードで応戦したというわけだ
朝早くから始まったそれは昼近くになった今も続けられている
「もうやめさせないと、ハンターベースが壊れちゃいます」
「そうだね・・・いいかげん決着がつかないと・・・」
マリノは藍の瞳をエックスに向ける
「わかってる、俺が行くよ、ちょうど皆に言いたいこともあったしね」
エックスはソファから立ち上がり・・・
上で争っている4人の元へと向かった
(本当のことを言おう)
昨日の夜打ち明けると決めた思いを胸に秘めながら
続き
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