剣士と天使と賞金稼ぎ




「ゼロ・・・無事だったんだね・・・」
「ああ・・・お互いにな・・・」

ちょっとまて・・・
何なんだこの野郎は・・・

俺はエックスと見つめあっている金髪の剣士に心の中で呟いた

アクセルというガキにおいてもエックスを狙っていやがる

あいつと古い付き合いだという分

俺のほうが不利だと思ったが

エックスがアクセルに対しての接し方から察するに

恋愛対象というよりも子供に対する母親的感情をアクセルに向けているのだろう

ならば大人の口説き方ってやつでエックスをものにできるのは時間の問題だと踏んでいた

だが・・・

今度はそういう手段の使えそうな相手じゃなかった


風の噂でもエックスが唯一心を許しているという

イレギュラーハンター・ゼロ・・・・

戦歴から計算しても何十年とエックスのそばにいるに違いない


エックスの笑顔

それに答える奴の声

他のものには入り込めない雰囲気がそこにある


だが・・・


エックスがかかっているとなればその雰囲気の中でも飛び込んでやる

こんな金髪野郎に愛しいあいつを渡してたまるか


「御二人さん、感動の再会はあとだよ!」

慣れたようにその雰囲気を打ち消したのはアクセルだった

さっさと2人を引き離すと子供らしい笑みを浮かべる

「さっさとリベリオンを倒さないとね」

「ああ・・・そうだな・・・」

苦笑しながらエックスが頷く

その時

「チッ・・・」

小さな舌打ちの音が聞こえた


俺は思わずニヤリと嗤う

抜け駆けしようとしてもそうはさせねぇ・・・

「さあ、ジェントラーを追おうぜ・・・エックス・・・」





ジェントラーとの戦いは苦戦を強いられたものの

何とか勝つことができた・・・

だが・・・

警備レプリロイド大量生産機「デュボア」が奴の最後の命を受け

暴走をし始めた





「エックス、気をつけろ!囲まれたぞ!!」

俺はカードを敵の一体に突き立てながら言った

「わかってるよ」

エックスがふっと微笑みながら答えた

目の前に立ちふさがる敵に向かってバスターを打つ

だが、敵は続々と出てくるばかりで・・・

「ちっ・・・これじゃキリがねぇな・・・」

新しいカードを手にとるものの

数が多すぎる・・・

「ぉおおおおお!!!」

エックスが黒きアーマーを纏い敵陣の中へと突っ込んでゆく

「やめろ!エックス!!」

大量の敵が一撃で破壊される

しかし・・・

「後だ!!」

エックスが振り返った先には電磁セイバーを構えた警備兵

『エックス!!』

俺と奴の声が重なった

アーマーが自動解除されぺたりと座り込むエックス

敵を両断したのは、奴のセイバーだった


それと同時に・・・


『デュボアよ!!直ちに攻撃を中止せよ!!直ちに攻撃を中止するのだ!!!』

アクセルの声が頭上に響く

そこにいたのは先ほど倒したジェントラーの姿・・・

どうやら、亡き主の姿を見せ、

一時的にデュボアの機能を停止させようという事のようだ

その計画どおり、デュボアは機能を停止させる



「今だっ!!!」


アクセルに促され、俺はカードをデュボアに向け投げつける

そこに叩き込まれる奴の剣撃


デュボアは黒煙を上げ大破し・・・


周りの警備兵たちも機能を停止する





「大丈夫か?」

奴が問う

「あ・・・うん」

あいつが立ち上がり、答えた

いつもの明るい笑顔で

しかしその姿に、何か違和感を覚えた

(右足・・・引きずってねぇか?)

俺はそう思いながらあいつを見つめる

「生きていてくれてうれしいよ、ゼロ、改めて仲間を紹介するね」

奴が一瞬眉をひそめるものの、エックスは気にとめなかったようだ

「あっちの白いアーマーの子がシナモン、でこっちにいるピンク色の人がマリノ
あの大きな緑色のアーマーを纏っているのがマッシモ・・・で・・・」

エックスが俺に視線を移す

俺はそれを合図に動いて・・・

「スパイダーだ、よろしくな・・・」

そう言ってエックスに近づき、そのまま抱き上げた

「えっ、あっ、スパイダー!?」

「右足怪我してるだろ?運んでやるよ」


「ちょっとまて・・・」

奴の低い声が飛んでくるがそんなことは気にとめない


そして・・・


チュッ


柔らかい頬に軽く音を立ててキスをする


「スっスパイダーっ!!」

真っ赤になるエックス

「あ”あ”あ”ああぁあああああ!!!!!!!!!!!!」

叫んだのはアクセル

額に青筋を浮かべる奴


「さっ♪エックス帰ろうぜ」


手放してたまるか・・・



大事な大事な勝利の女神を






あとがき

すいません
話が繋がってません
最近スパックス小説多いなぁ・・・
ゼロックス支持派なのに(笑)

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