Trick or Treat?





「Trick or Treat?」

そういって微笑んだのはエックスだった

白い天使に仮装したその姿に見とれていたゼロは
その言葉の意味を一瞬理解できずにいた

先程までハロウィンパーティが行われていたのだが
若干酒気を帯びていた2人は、夜遅くまで残ることをせず
少し早めに部屋へと戻ったのだ

ちなみに、ゼロはエイリアが用意した悪魔の衣装を着ている
といっても真っ黒なローブと漆黒の翼を背につけているだけなのだが・・

「ゼロ?」

何の反応も示してくれない恋人の名をエックスが呼ぶ

その声にやっと、先程の呼びかけの答えを見出したように
ゼロは衣装の袖口から無造作に両手いっぱいのキャンディやチョコレートを取り出す

そしてそれを、天使の小さな手の平の上へと盛ってやった

「ありがとうw」

お礼とばかりに軽く唇をゼロの頬に重ねるエックス

「エッ・・・クス?」

滅多にそんなことなどしない恋人の顔をゼロが見つめる

ほんのり上気した頬
酒気に潤んだ瞳
艶やかな唇
剥き出しの四肢

いつもよりも色気の漂う恋人の姿に理性を奪われそうになるゼロ

しかし、エックスといえばそんなことをお構いなしに
その格好のままゼロの首筋に抱きついたりしている


ゼロが何かを企んだようにエックスの耳元にそっと囁く

「Trick or Treat?」

「え?」

その言葉にエックスが聞き返す
そして、一瞬の後に理解し終えるも時はすでに遅く

「悪戯決定・・・だな・・・」

「ちょ、まってゼロ」

ベッドの白いシーツの上へ押し倒されてエックスは慌てて抵抗する
しかし、そんなことをゼロが許してくれるはずもなく・・・

「お菓子をくれなきゃ悪戯・・・だろ?」

不敵に笑うと同時にエックスの衣装の裾へ手をもぐりこませた
太腿が露出するほど短い衣装・・・
それはあまりにも簡単に素肌に触れさせてしまう

「お菓子あげるからやめてよっ」

「だめだ・・・時間切れだ」

そういうなりエックスの唇をゼロが貪る

「ちょっ・・・んっ・・・」

エックスの抗議はそれに阻まれ・・・


恋人達の永い夜が始まる





あとがき

リクエスト放置してこんなもの書いてすいません
続き・・・は裏に書きます




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